跳び箱の指導での出来事…
踏み切りの練習として1段の跳び箱を跳び越える練習をしていた。そしてみんな踏み切りが上手になってきていたので、「次は着地でこけないようにしてみよう」とお話をしました。
そんな中ある男の子が「僕は絶対にこけないぞ~」と意気込んでいた。私はもうそれだけでほっこり。(笑)「頑張ってね」と声をかけ、やってみたところ…
その子は着地でこけてしまいました。
それでも「次はこけないぞ~」とまだまだやる気は継続中!
そして再び順番が…
次はこけなかったが手をついてしまった!
「あ~、手をついた~」と悔しがっていたので、「惜しいね!もう少しでだよ!」と声をかけたところ…
その次の順番できれいに着地ができた!!
これに本人は大喜び!!
私も、ものすごくうれしい気持ちになりました(^^)/
正直なところ、この踏み切りの練習や、着地をこけないようにというのはそんなに難しくないことです。しかし、この子は自分で「こけないようにしよう」と思い、取り組んでいました。きっと大きな達成感を得たことでしょう!
この「達成感」は子どものこれからの成長に重要なものであると思います。この「達成感」はよく「難しいことを何回もチャレンジしてクリアする」「きついことを耐えて何かを成し遂げる」などで得られるというイメージがあるのではないでしょうか?
私はこれは少し違うのではないかと考えます。「達成感」を得るために重要なことは「主体性」です。難しいことを何回もチャレンジすること、ここに当人の主体的な気持ちがなければ「達成感」は得られないのではないかと思います。逆に今回のように簡単なことでも当人に主体的な気持ちがあれば「達成感」は得られると思うのです。
そのためにも私のような仕事は子どものやる気を引き出し、能動的に活動できるように指導していかなければならないと感じています。
ともあれまだその子の笑顔が頭に残っている久冨先生でした(笑)
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